黄昏に。

本を読むのが遅い

読書は好きだけど、読むのがものすごく遅い。

 

そういう人はいないだろうか?

かくいう私も、本を読むのがものすごく遅い。

速読できる人を羨ましく思うし、私もできればそうしたいと思うが、どうしても遅いのだ。

 

なぜこんなに遅いのだろう? と考えたときに、いくつか思いあたる理由があるので書きだしてみることにする。

 

 

 

 

 

頭のなかで音読しちゃう

よく見るのは「読むのが遅い人は、頭のなかで音読している」というものだ。

 

私はまさにソレで、文章を読もうとするとなぜか頭のなかで音読してしまう。

これは完全に無意識にしてしまうことで、本に集中するほどその傾向が強くなる。

音読しないように読もうとしたこともあるけど、そうすると読むのは速くなるものの、内容が頭に入ってこなくなってしまった。

これでは「読んでいる」といえるのか疑問である。

 

速読ができる人は、文字を目で追うだけで頭に入るらしいからスゴい。

なぜそんなことが可能なのだろうか?

 

文字を捉えることはできても、意味を理解できないから頭に入ってこないのだろうが、それをどうやって改善すれば良いのかが分からない。

(頭のなかで)音読するには、文字を読むよりも長い時間が必要になる。

音読することで、理解する時間を自分に与えているのかもしれない。

もしくは、頭が悪いから視覚情報と聴覚情報を必要としているのかもしれない。

 

 

 

登場人物の気持ちを想像しちゃう

読んでいるときはだいたい主人公に感情移入しながら読むのだけど、特別なアクションが起きるたびにいったん読むのをやめ、該当キャラの心情を考え直してしまう。

「このキャラはあのときなにを感じて、いまはどう思っているんだろう」と、物語の最初から1人のキャラを追っていくことで、気持ちを作るようにしている。

そうすることでいろんな登場人物の気持ちを理解でき、より作品を楽しめていると思う。

*個人の感想です

 

しかし要所要所で考えごとに耽るため、それだけ時間がかかってしまうのが問題だ。

考えないようにすることもできるけど、それだと物語の上辺しか捉えられない気がして、なんだか本を読んだ気がしないのだ。

それに、あらゆる登場人物の気持ちを考えることで、登場人物の姿がクッキリと浮き上がって見え、本を読み終わったあとにも印象が残る。

 

だからこそやめられない。

くわえて、いろんな立場からの気持ちを考えることにより、自分のなかに無かった考えも浮かんでくる。これは多様性を訴える昨今、とても有用なことではないかと思う。

無論、小説などの物語以外のものでは、この工程は発生しないのだが……。

 

 

 

妄想しちゃう*1

「登場人物の気持ちを考える」と似ているけど、これはちょっと違う。

私は腐女子で、よくラノベを読む。その過程で生まれるのがBL妄想だ。

ハッキリいって無くてもいい工程なのだが、これも無意識に行っていることである。

そう、無意識なのだ。大事なことなので2回言ったぞ。

 

腐女子にとって、BL妄想というのはもはや生活。食事、睡眠とおなじ生理的現象。

やめるすべなどない!

……というのは大げさで、個人差がある。が、すくなくとも私はこのタイプである。

そして、これは先に話した「頭のなかで音読する」「登場人物の気持ちを想像する」とは一線を画すレベルの妨害となっている。

 

というのも、いちど妄想スイッチが入ってしまうと、それ以降、読み進めることができなくなるのだ。

これは妄想しちゃうからというよりも、自分のなかのBLCP(BLカップリング)が、公式と解釈違いを起こすためである。

意味が分からないと思うが、私にもよく分からない。だが、生理現象のため抗えないのだ。

 

 

 

これのせいで読めなくなったラノベが、ここにある。

デュラララ!!』著:成田良悟 だ。

ニコニコ動画の二次創作(声真似動画)でキャラを好きになった私は、アニメを見てファンに至った。その後、二次創作を経てから原作を全巻購入した。

 

じつは、すでにここで問題が発生している。

通常なら原作を見てキャラを好きになった結果、BLにハマるという軌跡をたどるのだが、デュラララに関しては、BLにハマってから原作を買ってしまったのだ。

しかも、そのBLCPへのハマりようが尋常ではなかった。

 

本来なら、どんなにBLが好きでも読み進められないことはない。

(うえで言ったことと矛盾してしまうが)時間はかかるが、読めるには読めるのだ。

それがどうしても無理な場合もある、らしい。私もこのとき初めて知った。

おそらく、該当BLCPとのフィーリングがものすごく合っていたのだろうと思う。

 

その結果、1巻の数ページ(臨也と静雄が出てくるまで)で私のデュラララは終了した。

いまは熱も落ち着いたので、時間があるときにでも読み進めようと思う。

 

 

 

速読は訓練すればきるようになる?

話がそれたので元に戻そう。

速読は訓練すれば誰にでも可能と聞いた。やりかたは至極簡単。

絵本のように漢字が少なく、あまり複雑ではない物語から始めると良いらしい。

 

ほんまかいな。私にはできる気がしないのだが?

なんてたって、弊害が多すぎるからな。

音読がなくなったところで、ほかの2つを排除しなければならない。

それって東大にいくより難しくない?

 

きっと頭の回転が早い人だけが、速読の能力を手に入れられるのだと思う。

速読ができる人は胸をはっていい。誰にでもできることではないのだから。

*1:*妄想とは、心理学的には「根拠のないことに対して病的なまでの確信を抱くこと」ですが、ここでは俗的な意味での妄想「ないことを想像すること」とします。