「私がハマったゲームたち」というお題が楽しそうなので、今までにそれなりの数のゲームをプレイしてきた私もぜひ参加させていただこう。
ちょうどいいので以前に書いた「オタクになったきっかけ」の続きと一緒に書いていく。
ネトゲにハマるまでのお話
小中学生のときはTVゲーム、高校生のときはPCゲームとツクールゲーム、成人してからはネトゲと、いろんなタイプのゲームを遊んできた。
そんななかで分かったことがある。私はアクションゲームが下手だということだ。
うちにはマリオカートやドンキーコングもあったけど、そのどれも上手くプレイできなかった。動体視力、および反射神経がないからとっさのことに反応できない。
それに加え、すぐに判断するという能力にも欠けているようで、ぷよぷよで連鎖を組むことも難しかった。ばよえ~んを狙って出せる人が羨ましい。
さらに逃げゲーも苦手だ。Ibはプレイできたが、青鬼はできない。
追いかけられるということに恐怖を感じるため、パニックになってしまうからだ。
幼稚園に通っていたときに、男の子に執拗に追い回されたのが原因じゃないかと思っている。あのころから男は嫌いだ。
ネトゲを始めたのは20歳になったころ。
『ときめもオンライン』というゲームのβテストに応募してみたのが始まりだ。
テスターへの応募は結果が出るまでに時間がかかることも多い。
それまでの時間をどう過ごそうかと個人サイトを巡っていたとき、ある広告が目に入った。
その広告には天使の女の子が描かれていて、漫画を読める個人サイトだと思ってクリックしたのが『ECO』との出会いだった。
結果的にはECOにどハマりし、それからはMMOばかりを遊ぶようになった。
本当にいろんなゲームに登録したものだ。そして、新たに苦手なものを発見してしまった。
それが対人ゲーム(vP)である。
もともと他人と争うことが嫌いな質で、反射神経がないということもあり、vPはとてもじゃないができなかった。とくに敵チームと争わなければならないFPSは最たるもので、一生やるもんかと思っている。
そんな私も一度はvPがメインのゲームをやったことがあるのだが、それは別の機会に話そうと思う。
ハマったゲームの話
1人でプレイしていたオフラインゲームとは違い、他の人と一緒に遊ぶオンラインゲームはとても新鮮で楽しかった。アップデートがある限り物語は続くし、オフラインのゲームと比べてもはるかに長く楽しめるゲームだと思う。
さて、ここからが本題。これまでプレイしてきたゲームのなかで「これはハマった!」と思うゲームをいくつか紹介したい。
ECO
初めてプレイしたMMOであり、MMOにハマった元凶。
相棒という概念、他PLへの礼儀、βと正式サービスの違い、ジョブの役割などなど。
ECOで本当にいろんなことを学んだし、楽しい思い出も、悲しい思い出もたくさんできたゲームだった。
ECOがどんなゲームか簡単に説明すると、キャラクターが可愛いクリックRPGだ。
クリックゲーとは難しいアクションはなく、あまり動かない敵の攻撃を避けながら戦っていくスタイルのゲームで、FF14みたいなゲームだと思ってもらえれば良い。
ジョブごとの役職がハッキリしており、バランスよくPTを組まないと攻略できないD(ダンジョン)が多く存在しているのが特徴だろう。
AIONやリネ2もこのタイプのMMOである。
ただし、ECOはジョブごとのバランスが壊れており、ヒーラー役の$(ドルイド)がいればなんでもいけた。
他にも優れたジョブはあったけど、ぶっ壊れに関しては$に勝るものはないと思っている。
ヒーラーなので攻撃力は皆無だが、フェザーというPTメンバーのHPとMPを継続的に回復させるスキルが強力で、このスキルを一度かけてしまえば3分~5分ほどPOTなしでも快適に狩りができた。
*あとで範囲設置魔法に仕様変更されたらしいのだが、私は有料サービス終了手前で引退したため、それ以降については分からないので悪しからず。
また、ECOには憑依という珍しいシステムがあり、初心者にも優しい設計になっている。
自分や相手の身につけている装備に憑依し、ログアウト後でも経験値を稼げるというシステムで、憑依されたほうには憑依者のステータスの一部が反映されるといった利点があった。
もちろんログインしたままでも憑依は可能で、魔法職は物理職に憑依して遊ぶこともよくあった。しかしログインしていると攻撃が貫通し、憑依者にダメージが及ぶ場合もあるから注意が必要だ。
他にも装備のデザインが可愛かったり、装備によってパンツの柄が変わるなど、変なところで拘っているとても楽しいゲームだった。
運営の癌……ガンホーは「ハートフルなゲーム」だと銘打っていたが、「ヘイトフル」と揶揄されていたところも良い。
ひとつどうしても許せないことがあるとしたら、イメージイラストを羽々キロさんから変えたことだ。
いろんな人がイラストを担当するようになってからイメージがまとまらなくなったし、羽々キロさんのゆるっとした絵がECOの雰囲気とあっていたのに、それが崩れてしまって非常に残念だった。当時とても不評だったと記憶している。
リネ2
mixiの友人から紹介されプレイし始めたMMO。ECOの次にまともにプレイしたゲームだが、初めて晒されたり、垢ハックをされたりと苦い思い出のあるゲームでもある。
このゲームはECOよりもシビアで、戦闘スタイルはFF14により近いゲームだといえる。
装備の強化に失敗すると装備を失ってしまうし、PKは存在しているし、血盟(ギルド)同士の戦争があったりと本当に地獄のような世界だったけど、レイド戦が本当に楽しかった。おそらく今までのどのゲームよりも楽しかったと思う。
MMOは鯖ごとにルールや生活スタイルが違うことが多い。
プレイしている人が違うのだから当たり前なのだが、リネ2をプレイするまではそのことに気づきもしなかった。
私のいた仏鯖には大きなPK血盟が2つもあって決して平和な鯖とはいえなかったけど、レイドに関してはとても礼儀正しい鯖だったと思う。
仏鯖ではレイドの湧きポイントにアデナ(ゲーム内通貨)をまいて予約をする決まりがあり、アデナがまいてあるレイドは勝手に倒してはならない。
そして時間がくると主催者(アデナをまいた人)がレイド討伐の参加者を募って、レイドツアーを開催するのだ。これがとてもしっくり来ていて、好きなシステムだった。
レイドには大型レイドというものもあり、1日に1度しか沸かなかったり、決まった時間にしか倒せなかったりといろんなギミックがある。通常のレイドよりもたくさんの人手が必要になるので、主催者は大勢のプレイヤーを上手くとりまとめる手腕が必要になる。
レイドのなかでもとりわけ面白かったのは大型レイドのザケンである。
ザケンは大型の海賊船に出現するのだが、この海賊船には夜のうちの一定時間にしか侵入できないため、時間がくる前に参加者全員が船の周りに整列する必要がある。
さらに夜の間は攻撃が全く通らないので、昼の時間帯までずっと誰かがザケンのターゲットを取り続ける必要があった。
仏鯖にはLA隊(ラストアタックを取るPT)とザケンのターゲットを取り続けるヘイト隊があり、このヘイト隊がかなり大変な部隊だった。メンバーは大体ビショ2パラ2シリエル1他1で構成されていた……ような気がする。
私はヒーラーをしていたからヘイト隊に所属することが多く、かなりの量の月石を消費したし、もうやりたくない。ちなみに、スペシンが育ってからはずっとLA隊に所属していた。
ザケンの戦い方は鯖ごとに様々なようで、死んで昼を待つ鯖もあるというから驚きである。
どうやって起きるの?
PSO2:NGS
2012年からずっと遊んでいるMOのARPG。何度も言うがNGSはMMOではない、決して。
ストーリーとキャラが魅力的で、とくにキャラクリの自由度が高すぎるところが最高である。キャラクリ勢はぜひPSO2をプレイしてみてほしい。
PSO2のストーリーは設定がガバガバだと不評らしいが、私はPSO2のストーリーが大好きだ。細かい設定を気にしない人からしたら、設定が多少ガバっていたとしてもさほど気にならないし、それよりも全体の流れのほうが大事だと思う。
どのEPも好きだけど、あえて好きなEPをあげるならEP1~3だろうか。
EP1~3は物語の主軸であり、アークスの敵であるDFとは何なのか、マトイと主人公は何者なのか。それらが明かされる重要なEPであり、涙なしには見られない話である。
EP4は付け足しのようなイメージが強いが、主人公にとって重要な物を手に入れるという必要な話だし、EP5~6は主人公とシオンの繋がりが分かるという物語の核心にせまる話だ。
なんといっても、みんなの力でラスボスであるシバ&原初を倒すという熱い展開!
ベタではあるけど、物語の終結として最高に盛り上がったと思う。
そしてやっぱり、最推しのルーサーを排出してくれたってところは大きい。
敵として登場するため最初はあまり良い感情を持っていなかったけど、EP3の【双子】の内部から脱出するところでついコロッといってしまった。
ギャップ萌えというか、なんというか……。ただの小物のオフィエルとは違い、筋が通っていて信念に基づいて動いているところが良いのである。
ルーサーの「最高傑作」と書いて「妹」と読んだり、「出来損ない」と書いて「最高傑作」と呼ぶといった言葉遊びも好きだし、プレイヤーたちに変態扱いされているところも、全部が愛しい。
最後に
MMOはとても面白いし、最近は無料プレイのものも多いので、ぜひ遊んでみてほしい。
本当は書きたいことがもっともっとあるけど、長くなったので今回はこのへんで……。
とうとう4000文字を超えました。ごめんなさい。
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