今週のお題「あんこ」
いまとなっては先週のお題になってしまった「あんこ」
和菓子には欠かせないあんこですが、私は洋菓子派なのでそこまで思い入れがありません。
なんつー始まりだよって。
「粒あんとこし餡どっちが好き?」という質問をされたことはないだろうか。
きのこたけのこ戦争のように、あんこにも派閥争いが存在している。
こし餡はなめらかで口当たりがよく、甘さをダイレクトに感じやすいので「あんこが食べたい!!」ってときにいいんですよね。
ただこし餡を買うこと自体がほぼないため、食べる機会は少ない。
いっぽうで粒あんは手に入りやすいから家で食べるときは常に粒あん。
いいものだと小豆の自然な甘みを感じることもあって、ボリューミーなのがいいところだと思う。
とはいえ、きのこたけのこほどハッキリした答えが出ないのが粒あん、こし餡論争。
激化してるのはあまり見たことがない。
きっと餡以外の素材と合うかどうかで考える人が多いのだろう。
私も味だけでいえばこし餡が好きだけど、アンパンなら粒あん、あんマンならこし餡というように物によってどっちが良いかが決まる。
善哉やおはぎなら粒あん、団子なら半殺しが美味しいし、赤福のような柔らかくて滑らかなお餅にはこし餡じゃないと違和感がありすぎる。
先月のひな祭りに食べた桜餅は……たしか半殺しだった。
ところで、桜餅には2種類あることをご存知だろうか?
長命寺は関東で発展したもので、小麦粉でつくった薄いクレープにあんこが包まれているタイプの桜餅。
道明寺は関西で発展したもので、もち米であんこを包んだ逆おはぎのような桜餅だ。
じつは粒あん派、こし餡派よりも激化している論争かもしれない。
うちは生まれたころからずっと道明寺だから、始めて長命寺を食べたときはかなり驚いた。
長命寺を食べたうえでいわせてもらうと、道明寺のほうが絶対に美味しい。
もち米のもちもち感とあんこのバランスがよく、塩漬けにされた桜の葉との相性も抜群。
食べたあとの満足感は道明寺がまさるに違いない。
なんかあんこの話じゃなくて桜餅の話になった気もするが……まぁいっか。
あんこを食べるときは渋い緑茶が最高。でも紅茶もじつは合うんだよね。
みなさんもぜひ道明寺を食べてみてください!
あんバタートースト食べたくなっちゃった~。