お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
わたしはパニック障害を患っています。
20歳のころからだからもう15年以上の付き合い。いまでも良くなっていません。
発症したのは美容院でした。
最初はオートシャンプーでのみ発作がおきていましたが、そのうちに発作がおきる場所が多くなってきて、しまいには乗物全般がダメになりました。
おかげで生活範囲は狭まるし、病院に行くのも苦労します。
まぁかれこれ5年近くは病院にも行ってないんですけど。
ずっと家にいるので発作の起きる頻度もかなり低くて、薬もほぼ飲んでいません。
おかげでニートなんですけどね。
発症したころはパニック障害なんてどっかで聞いたことがあるレベルで、自分がそうだとは思ってもいなくて。予期不安もまだ働かないころだったから、突然発作がおきて文字通りパニックになっていました。
そんななか自動車学校に通って免許をとったんだから恐ろしい。
あのころは発作の頻度も低くてよかったけど、いまとなっては恐ろしすぎて運転なんてできません。乗ることすらできないけど。
死ぬかと思ったのはそのパニック発作。
パニック発作の症状は人によって違いますが、わたしの場合は体のしびれ、過呼吸。
そしてそれに伴う死ぬかもしれないという恐怖感。
とにかく息が苦しくて、身体がしびれて感覚もなくなって、物事を考える余裕がなくなるんです。
その死ぬかもしれないという恐怖感はパニック障害のキモみたいなもので、それが予期不安をさらに助長させます。
過呼吸で死ぬことはないとちょっと調べれば分かるので安心はしていますが、発作がおきているときはそんなの関係ない。だって苦しいんだもん。
結局死なないという安心感は正常時でなければ得られないものなんですよね。
パニック発作の恐ろしいところはそれだけではありません。
物理的に死ぬかもしれない状況に陥ることもあります。
パニックになるとその場から逃げることしか考えられなくなり、思考能力が限りなくゼロになります。そうなると危険回避能力もなくなり、道路に飛び出すという危険行為を犯してしまうことも……。
かくいうわたしも、なんども車から飛び降りようとしたことがあります。
同乗者に止められてなんとかいまも生きていますが……。
まぁ精神的な病気っていうのは長い付き合いになることが多いです。
治ったと思ってもすぐ再発する、ほかの病気を併発する、まるで癌みたいなものですよ。
ずっと頑張ってたら治るものも治らないし、たまには休むことも必要だと思います。
5年はさすがに長すぎますけどね~。