好きな植物……なんだろう?
いっぱいありすぎて逆に難しいかもしれない。
植物というと観葉植物や花がまっさきに思いつくけど、よくよく考えてみたら果物や野菜も植物なんだよね。そう考えると植物の幅ってめちゃくちゃ広い!
でもそれは屁理屈というもの、今回は食べ物は除外して考えることにします。
花はきれいで、そこにあるだけで華やかな気分にさせてくれるけど、育てるのが面倒なんだよね。水をあげて、堆肥をまいて、枯れ葉を取り除いて、枝を剪定して……。そして虫までつく。
植物っていうのはね、見てるだけだからきれいなんだと思うんですよ。
ペットや子どもと同じです。育てるのと見るのとじゃ大違い。
だから鑑賞限定! 好きな植物を紹介していきたいと思います。
紫陽花
梅雨に咲く紫陽花、きれいですよね。
雨粒に濡れている紫陽花はより一層きれいに見えます。
日本の土壌は弱酸性なので、青い紫陽花が多く咲くらしいですよ。
青色の花のなかでも紫陽花はトップクラスできれいだと思います。
花だと思われてる部分は実はガクだって知ってました?
きれいなので装飾花とも呼ばれています。
この装飾花の真ん中にある小さいのが本当の花なんです。
それでも美しいことに変わりないんだから、花ってすごいよなぁ。
薔薇
花のなかでも一層華やかな薔薇。
プロポーズでもよく使われているくらい存在感がありますよね。
花言葉だけでなく、花の本数でも意味がつけられていたりして、花のなかの花って感じ。
堂々としていて大胆で、それでいて上品なところが好きです。
薔薇には3万種~10万種あるといわれており、なかには一見すると薔薇と分からないような一重のものもあったり。色もたくさんあって選ぶのも大変です。
奥の深い花ですよね。
桜
日本といえば桜。お花見には行きませんが桜は好きです。
太陽の下で薄ピンク色に透ける桜もいいけど、わたしは月夜に映える青白い桜が好き。
儚げで繊細なところがいいですよね。あと咲く季節もいいんだよなぁ。
冬から春にかけて暖かくなるのと一緒に咲いていくの、希望の花感あって好きです。
桜の下には死体が埋まってるっていうけど、クマリンという毒性物質で他の植物を殺しているのだからあながち間違いでもないですよね。
どうやら桜餅のあの香りもクマリンによるものらしく、下手したら本当に死体が埋まってるかもしれない。そんな不気味なところも桜の魅力です。
彼岸花
なんともいえない妖美さのある彼岸花。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ともいいます。
スッとたった彼岸花は高貴ささえ感じますよね。
よく見ると花びらは結構小さくて、目立っているのは雄しべと雌しべなんです。
彼岸花は花にも、茎にも、根にも毒があるという毒性の強い花。
だからなのか死のイメージが強くつきまといます。
でもそこが魅力なんだよなぁ。生き血を吸って赤く咲いていてほしい花です。
あ、ちなみに白い彼岸花もありますよ。めちゃくちゃきれいです。
実はね、紫陽花にも毒のある種類があるんですよ。
「きれいな花には棘がある」なんていうけど、やっぱりそういうことよね~。
毒や棘のある花ってすごくきれいに見えるもの。
人間もそうあるべき! そうは思いませんか?