心がふたつある~

あなたに推しはいますか?

 

私にはたくさんの推しがいます。ひとつの作品にひとり、ないしふたり。

でも昔から推しがいたわけではないんだと最近気づきました。

よくよく考えてみると小学生のころは推しなんていなかった。

まぁ推しという言葉が無かったっていうのもあるんだけど、そこまで夢中になれるキャラはできたことがいなかったというか、みんな平等に好きというか……。かっこいい、かわいいと思ってもそこまでキャラに思い入れをもつことはなく、ただ作品を楽しんでいただけだった気がする。

 

腐女子に目覚めた中学生のときも推しはいなかった。読む作品が少女漫画から少年漫画にうつっても特別好きなキャラができるわけでもなく、ただただBLに萌えていた。

学生時代にハマったといえる『封神演義』、『最遊記』、『ガンダムSEED』、『テニスの王子様』etc。どれもBLで萌えた覚えはあれど、推しがいた覚えがない。

 

 

記憶に残っている初めての推しは.hack//Rootsハセヲ、だったと思う。

あれが放送していたころは20歳は過ぎていたはずだ。私は20歳を超えるまで推しを作ることができなかった。作品への接しかたはなにも変わっていないはずなのに、いつの間にか推しができるようになっていたことが不思議で、自分でもよく分からない。

 

気づかない間に私のなかでなにかが変わったってことか?

でも本当になにが変わったのか検討もつかない。こういうのは理屈じゃないからアレコレ考えても分からないものだよね。ちなみに、いまでも推しがいないままBLに萌えている作品はあるので、もしかすると運悪く推しに出会っていなかっただけかもしれない。

 

ここでまた気づいたことがある。

私が好きになるキャラ、推しには腐女子として好きになるキャラと、女性として好きになるキャラの2種類あるんじゃないかって。

 

リアルと二次元で好みが変わらない人もいるだろうが、私はリアルと二次元は割り切って考えているので、リアルの好みと二次元の好みはまったく違うことが多い。

のだが、二次元にときめくことだってある。っていうか二次元にしかときめかない。

 

だからか腐女子として萌える推しと、女性としてキュンとくる推しがでてきてしまう。

前者は二次元でこそ好きになるタイプであり、萌えに近い感情。後者はまさにリアルにいたら好きになるタイプといえるだろうか(Aセクなので一生訪れることはないのだが……)

おなじ推しとはいえ、私のなかではまったく別物である。

これは腐女子あるあるなのではと思っているんだけど、どうだろうか?

 

 

キャラにもよるが、腐女子として好きになるキャラはツンデレ、捻くれた性格などヴィランによくいる属性が特徴で、女性として好きになるキャラは優しくて懐のでかいイイ男であることが多い。

 

たとえば前者はハセヲ.hack//Roots臨也(デュラララ)ルーサーPSO2、最近ではLINE漫画『お姉様、今世では私が王妃よ』チェーザレも加わった。

後者は狡噛PSYCHO-PASSもうひとりいたような気もするけど、正直こっちはあまり記憶に残らないのか思い出せなかった。この時点で推しか? って疑問もあるけど……。

 

ちなみにBLになるのは腐女子として推すほうで、まさしく推しといえるキャラだと思う。まぁ腐女子として好きになるんだからBLに組み込まれること前提みたいなもんだよな。

そしてその推しが高い確率で受(ネコ)になるもんだから、攻(タチ)がいなくて泣くことになるのだが……それはまた別の話。

TOP