いつホラー好きになった?

9月といえども湿度が60%以上になる日も多く、背中にじんわりと沸いた汗が服を濡らし、気がつくとスリッパや机がベタベタしているのが気持ち悪い季節。

夏もそろそろ終わってくれるかと期待していたけど、まだまだ秋は来ないらしい。

そのせいか、またホラーを見たくなってしまったようだ。

 

 

とはいっても最近はホラーばかり読みすぎていてネタ切れ感もあるし、今回は別の角度からホラーを楽しめるものにしようと、オモコロに掲載されている「人はいつホラー好きになるのか?」という記事を読んでみた。

 

ホラーが好きな原宿さん加味さんみくのしんさんの3人と、ホラーが嫌いなかまどさんがそれぞれの立場からホラーを座談会形式で語っているため、ホラーが好きな人でも、嫌いな人でも楽しめる内容になっている。

omocoro.jp

 

 

私はホラーが大好きだが、同時に怖がりでもある。

暗闇はもちろん怖いし、一人のときは心細くもなる。これは今も昔も変わらない。

ただし作品を見ているときはそこまで恐怖は感じてなくて、むしろ怖くなるのは見終わったあと、とくに夜は暗闇から何かが出てくるような気がして、電気を消せなくなることもある。

 

オモコロ記事内でもそうだったけど、経験上、ホラーが好きな人には怖がりが多い

それってホラーが好きなのは「怖くないから」ではなくて、むしろ「怖いから」、その恐怖にエクスタシーを見出しているからなんじゃないかって思うんだよね。

少なくとも私はホラー作品から与えられる恐怖が楽しくて見ているし、ホラーが嫌いな人は、そのフとした瞬間に恐怖を思い出してしまうのが嫌なんじゃないかな。

 

 

ホラーって想像力を掻き立てるジャンルだよね。ホラーを見たあとに夜道を歩くのが怖くなったり、一人で部屋にいるときに背後が気になったり。勝手に想像して、勝手に怖くなる。

見ているときだけじゃなくて、見たあとも作品の影響が続く。それがホラーの良いところであり魅力なんだと思ってる。

その恐怖や緊張感を楽しめる人はホラーが好きだし、それを楽しめない人はホラーを嫌いになるのかもしれない。

ちなみに、件の記事では「いつホラーを好きになるのか」の答えは出ておらず、なんか「ホラーが好きな人も、ホラーが嫌いな人もその内情は複雑で、人それぞれだよね★」という結論に落ち着いてしまっている。

正直ちょっとよく分からない。ホラー好きにもいろんな趣味嗜好があるのは分かるけど、そもそもそのホラーを好きになったのはいつなんだよ!! って話でしょ。

 

じゃぁ私はいつからホラーが好きだったんだろうって考えてみたけど、これまたよく分からないんだよなぁ。昔から怖がりだった気もするし、昔からホラーが好きだった気もする。

もしかしたらホラーが好きか嫌いかっていうのは、生まれつき決まっているのかもしれない。

腐女子やネタバレの可否と同じだね。

 

 

あ、かまどさんはレアケースなんで。一般的なホラー嫌いとはちょっと違うし。

普通ホラーが嫌いな人って、ホラーが好きな人と同じで怖がりだと思うんだけど、かまどさんはホラーのジャンプスケアが怖いだけで、幽霊や暗闇などは怖くないんだって。

 

この世には怖がりじゃない人もいるだろうから、ホラーの好き嫌いに関わらず、そういう人がいてもおかしくはないけど……。どちらかというとホラー好きに含まれてそうな人種なのに。

いや、ホラーの面白さが怖さなんだとしたら、怖がらない人がホラーを嫌いなのは理にかなっているのかもしれないね。

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