黄昏に。

追いかける存在がいるって幸せ

アイドルの存在って大事なのかも。最近、そう思うことがありました。

 

アイドルといえばAKB48やジャニーズのような人たちを思う人も多いかもしれませんが、ここでいうアイドルは本来の意味である、偶像のことだと思ってください。

 

他人に興味を持てず、ぼっちを貫いている私には夢中になれるアイドル的存在がいません。

二次元には推しと呼べる存在はいるけど、アイドルのようにキャーキャーいう対象でもなく。ただ崇拝し慈しむ存在であって、アイドルとはかけ離れた存在だと思っています。

だからアイドルを追いかける人たちのことは別世界の話のようで、傍から「ほ~ん」と眺めているだけでした。

 

 

でも下記のお題ブログを書くにあたり、過去のゲームについてアレコレ思い返しているうちに、昔は私にもアイドル的な存在がいたことを思い出したんです。

ac-irodori.hatenablog.com

 

 

MMOを始めた頃はいろんな人と遊べることが楽しくて、積極的に人と関わっていました。

友人もたくさんいたし、野良PTや集会にも参加したりして、今よりもMMOを楽しんでいたと思います。というか、そっちのほうが本来のMMOの楽しみ方なんですけどね……。

 

 

その頃の私には、ゲーム内にアイドルを作るというクセがありました。

今ほど他人に対して無関心ではなかったというのもあるけど、PCがまだそこまで普及していない時代で、ネトゲを遊んでいる人もコアな人が多かったというのが大きかったのだと思います。もともと二次元オタクというのもあり、キャラの強い人に惹かれる気質なんです。

 

初めてやったECOというゲームではRP*1をしていたとある方に惚れ込み、リネ2というゲームではレイドツアーの主催者にぞっこんになり、夢世界というゲームではあるGM*2を夢中で追いかけました。

その様はさながらアイドルを追いかけるドルオタのようだったと思います。

 

くだらない話ではありますが、今日はその話をさせてください。



ECOの話

その人は「ヘル様」と呼ばれていて、傍若無人なキャラを演じていました。

私がヘル様を好きになったのも「羽虫が」と言い捨てられたからです。

その頃ヒーラーをしていた私は、辻ヒールが好きでいろんな人を回復して回っていました。大体の人は「ありがとう」とお礼を言ってくれるのですが、ヘル様だけは違ったんです。

 

ECOにはエミル(人間)、タイタニア(天使)、ドミニオン(悪魔)という種族がいます。ヘル様はこのうちドミニオンを選んでおり、タイタニアのことを「羽虫」と呼んでいました。

 

「羽虫が」と言われた瞬間、ズキューーーンと心を奪われましたよね。

それからは追いかけ回しこそしなかったものの、会えば「ヘル様~!」と駆け寄っては邪険にされるというのを繰り返していました。

今となっては何が良かったのか分からないんですが、ヘル様というキャラに惚れ込んだというか、若気の至りというか……。今となってはいい思い出です。

 

後から知ったけど、ヘル様は晒し板ではかなりの有名人だったらしく、後ろ指を指す人もたくさんいたようでした。

ですが、それと同じくらいファンもいて。ファンクラブの人からお叱りを受けたこともあります。一般プレイヤーにファンクラブがあるってどういうことだってばよ……。

 

羽虫とは馴れ合わないと言っていた彼も、2年後に会ったときにはタイタニアのヒーラーを連れてましたね。もうヘル様のことも綺麗さっぱり忘れていた頃なのですれ違っただけですが、そのヒーラーさん私の友人でした。世界は狭いね!

 

 

 

リネ2の話

リネ2のアイドルは、毎日のように開かれていたレイドツアーの主催者Yさんでした。

この人もまぁ変わり者で。RPはしていないし、普通に会話できるし、ツアーの参加者とも和気藹々としていて良い方ではあったんですけどね。

 

彼はいわゆるオタク男だったんですよね。拗らせ男子というか……。

まぁそういうところに惹かれたんですけど。

リネ2を始めたのはECOを始めてから3年後、私もそれなりに大人になっていました。

だからECOのときほど盲目的に追っていたわけではなく、ただ気のいいツアー主催者として付き合っていました。

 

そんなときに、Yさんからギルドに誘われたんです。

ただそのギルドの加入条件が「!?」って感じで。なんと女性のみ加入可能なギルドだったんですよ……。

さすがにちょっと引いたものの、Yさんが良い人だったのと、ちょっとしたシャレみたいなものだと思ってギルドに加入しました。

 

ギルドにはすでに数人のお姉さまがいて、すぐに打ち解けることが出来ました。

みんな年上だったからいっぱい可愛がってもらえたし、いろんなところに連れてってもらえて本当に楽しかったのですが、ちょっと困ったことも。

私のキャラがいつの間にか、何も知らない天然キャラになってたんですよね。

知ってることもカマトトしないといけないし、可愛がられるようなキャラを演じないといけなくて。自分とは正反対のキャラなので本当苦労しました。

 

Yさんはなぜかいつもいて、一緒に遊んでくれるのでめちゃくちゃ懐いていました。

基本的に相手してくれる人が好きなんですよね。だから何かとついて回っていました。

 

そんなYさん。なんと晒し板の常連だったんです。これも後から知ったんですけどね……。

プレイがどうとかっていうよりは、ギルドの加入条件からちょっとした有名人になった感じだと思います。まぁそのギルドに加入したせいで私も晒されたんですけど。

それもまたいい思い出です。

 

 

 

夢世界の話

このゲームを始めた当初は知りませんでしたが、サービス終了間近だったようで毎日のようにGMとの触れ合いイベントが開催されており、そのGMの1人にラブ注入されました。

そのゲームにはお姫様抱っこのモーションがありました(昔のMMOではメジャーなモーション)。好きなGMにお姫様抱っこをしてもらえるというイベントで、たまたま並んだのがそのGMの列でした。

なんの列か分からないけど、イベントだし並んどこ~って軽い気持ちで。

アイテムをもらえると思ってたら、お姫様抱っこしてもらうだけの列だったんですよね。

 

そのイベントでキュン死した私はその後、そのGMがでるイベントには必ず馳せ参じ、追いかけ回した覚えがあります。wisも送りまくった気がする。迷惑すぎる。

ちなみにそのゲームではGMのおかっけは日常茶飯事で、それぞれのGMにファンが大量についているようでした。多分そういった文化のあるゲームだったんだと思います。

GMとプレイヤーの距離も他のゲームと比べて近く、雑談とかもしていましたから。

 

しかしながらこの件に関しては、なぜあそこまで夢中になったのか全く分かりません。

ただ単にお姫様抱っこしてもらっただけなんですけど……。それも一度だけ。

これはもうクセとしか言いようがない。あと、ゲームの雰囲気。怖い。

 

 

 

振り返ってみて

過去のゲームを振り返ってみて共通して言えることは、アイドルがいたときの方が楽しかったってこと。もちろんそれだけではないだろうけど。

目標や憧れの存在がいると意欲が出るし、日々の生活が楽しくなりますよね。

 

私はAセクアロマなので恋愛感情は持てないのですが、そういった追いかける存在がいるだけで世界が輝いているような気がします。

好きな人に会いたいってこういう気持ちなのかなって思ったり。

 

今は完全に他人への興味を失ってしまったので、そういったアイドルの存在はできたこともありません。

推しはいるけど、冒頭でいったように私のなかでの推しとアイドルは違うので、あのときのようなワクワクするような、ドキドキする気持ちは味わえておらず……。

なんだか味気ないような、途端に世界が色あせてしまったような気がして。

とても残念な気持ちでいっぱいです。

 

 

 

*1:ロールプレイング。キャラクターを作って演じること。

*2:ゲームマスター。運営サイドの人のこと。